【試合レビュー】第33回日本拳法早慶定期戦

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試合開始前には公式戦とは違う異様な雰囲気を醸し、蝮谷道場には静寂に包まれながらも只ならぬ熱気が漂っていました。4年生にとっては本当の意味での引退試合と銘打たれた試合であり、その眼には不安と緊張が感じられました。慶早戦では「何が起こるかわからない」。両校の名誉と意地とがぶつかり合うここ蝮谷道場で熱戦が展開されます。
先鋒として登場したのは、八木(経4)。慶早戦の幕開けに相応しく、早慶両者とも一歩も譲らず三分間が経過し、引き分けとなります。続くは一年西崎(環1)。大柄な相手に果敢に攻めますが、技ありの面突で2本先取され敗北します。慶應は参鋒の山本(法2)。面突き、組技で2本勝ちし、一旦早稲田に傾きかけた流れを手繰り寄せ、勝負は再び振り出しに。流れを維持した慶應ですが、早稲田も一歩も引かず、中堅の渡邊(経3)を破ります。ここで奮戦を見せたのが主将の妹尾(総4)。キレのある突きで相手を圧倒、主将の貫録を見せます。ホームでの勝利が見えてきたところで、大一番に挑むは4年五十嵐(文4)。幸先よく廻し蹴りで一本を取るものの、相手も意地を見せ1-1とします。一進一退の攻防が続くも、3分間は無情にも過ぎ去り、引き分けと相成りました。大将戦までもつれた大接戦となった本大会。大将を任されたのは中川(総4)。正真正銘最後の試合となる大将戦で果敢に攻める中川。しかしながら、地力に勝る相手の前に敗北し、早稲田大学の勝利が決定しました。
大接戦の末、勝利に肉薄した本塾ではありますが、あと一歩及ばず敗戦してしまいました。この試合をもちまして、4年生は引退。三年生以下の新体制が新たにスタートを切る運びとなります。
この試合にてご尽力、ご声援いただきましたOB各位、並びに慶應、早稲田両校の関係の皆様に深く御礼を申し上げるとともに、今回の試合報告とさせていただきます。本当にありがとうございました。